【担当者紹介】狛江・多摩・横浜・川崎の自宅葬を中心に担当する片桐真樹さん #1

【担当者紹介】狛江・多摩・横浜・川崎の自宅葬を中心に担当する片桐真樹さん #1

【担当者紹介】狛江・多摩・横浜・川崎の自宅葬を中心に担当する片桐真樹さん #1
【担当者紹介】狛江・多摩・横浜・川崎の自宅葬を中心に担当する片桐真樹さん #1

こんにちは!自宅葬のここ広報部です。

自宅葬のここでは、安心してご葬儀の相談をいただけるように「担当者インタビュー」という企画を行っております。1人の担当者に対して、テーマを変えて定期的にインタビューを行っていく予定です。自宅葬のここで葬儀をご検討の方は、是非お住まいの地域の担当者紹介記事をご覧になってください...!!

今回は、三鷹市、調布市、府中市、町田市、狛江市、多摩市、稲城市、横浜市、川崎市の葬儀を中心に担当する片桐真樹さんのお話です!

第1回ということで、葬儀の仕事との出会いからはじめて担当した葬儀の思い出などのお話を伺いました。片桐さんの優しく熱い人柄が滲み出るお話が盛りだくさんです!

※今回のインタビュアーは当社代表の前田です。

葬儀の仕事に出会ったきっかけは?

前田:今日はよろしくお願いします!片桐さん、お生まれはどちらでしたっけ?

片桐:新潟県の長岡。高校までは長岡にいました。

前田:どんな幼少期を過ごされていたんですか?

片桐:よく食べ、よく遊んでいた少年でした(笑)

前田:長岡を出られたのはいつ頃ですか??大学の進学...??

片桐:田舎にいるとみんな東京に行きたいっていうんだけど、私はへそ曲げて「俺は西に行く」って言って大阪に行ったんです(笑)

学校の先生になるつもりでした。

片桐:教員の免許を取ろうと思ったんだけど、結局単位が足りずに教員は諦めて、さぁ何しようかなって...

で、大学3年の秋ぐらいかな、突然アナウンサーになろうって(笑)

前田:突然?

片桐:突然!その時はアナウンサーブームがあって人気の職業でもあり、憧れでだけですよね。それで、実況ができるアナウンサーになろうって思って色々調べて...
東京にアナウンス学校があるって知り、東京のアナウンス学校に大阪から通い始めました。

前田:通っていた...?

片桐:新幹線で通っていました。アナウンス学校は修了したんだけど、オーディションとかは全然ダメで。けれど、その間にプロデューサーの人とか、フリーのアナウンサーの人と知り合って、テレビ関係のアルバイトのお誘いをもらって....
アルバイトからそのまま就職しちゃった感じです。

前田:なるほど....それでテレビの仕事は何年やってたんですか?

片桐:アルバイト時代入れると8年です。

前田:そうだったんですね、20代はテレビ業界にいらっしゃったと。それから葬儀に転身されたんですか?

片桐:そうです。でもいきなり葬儀に興味を持ったわけではなく、たまたま新潟に帰った時、遠い親戚に「火葬場見に行く?」って言われて、「火葬場を見に行くって、何だそれ?」くらいの感覚で。

そう見ることができるものじゃないし、火葬場がちょうど友引で休みなので裏側とかも見せてくれて「どんな人がここで仕事してるんだろう」って思い始めたのが私の葬儀業界の入り口です。

前田:それから興味を...?

片桐:興味もわいたし、その時はちょうどテレビ業界も地デジ化に向けての変革期で、何となくマンネリ化も感じるようになり…。そんなところに火葬場を見学した残像が脳裏から離れず、葬儀関連の仕事もすごく気になって。

駅に置いてある求人誌を見たら住んでいる沿線に葬儀社が2つあるな〜と思って。まだ在職してたけど面接に行ったら採用されて、さてどうしようかなと...。悩んだ末に葬儀業界への転職を決めたわけです。

前田:そういう経緯で葬儀屋さんになったんですね.....

担当者紹介片桐さん#1_1

片桐:そうなんです。右も左もわからない世界だったけど、「興味を持ったことにはチャレンジ!」の怖いもの知らずの性格が功を奏したのかなぁ(笑)だから何の計画性もなかったんです。

前田:そうなんですね。ご家族には特に相談もせずに?

片桐:そうですね。「葬儀社に転職するわ」くらいでした。親は何の反対もなかったけど、親戚には言われたよ。「仕事辞めたんだって?テレビ、いい仕事なのに」って。それで葬儀屋?って。葬儀の仕事はいい仕事だねっていう人もいるけど、当時は「お前がやらなくてもいいのに」っていう人もいたよ。

けれど、そこから20年が経ち、親戚や友人たちが色々と葬儀や仏事に関する事を聞いてくれます。「こういう時どうしたらいい~?」とか。結果的にすごい良かったと思う。もう、ドヤ顔です(笑)

冗談抜きで、もう一回仕事を選ぶってなったら、医者とかプロ野球選手とかは別にして、また葬儀屋さんを選ぶと思います。

前田:(尊敬の眼差し....)

担当者紹介片桐さん-1 2

反骨精神旺盛な片桐さん

片桐:転職以降、すっとある葬儀社で仕事をしてきましたが、葬儀というものに向き合う考え方で当時の会社の方向性に納得できないこともでてきて…。

でもせめて、自分の担当する葬儀はお客さんに満足してもらおうと思って、1人のお客さんに精魂込めて時間をかけて対峙するようにしました。葬儀にはそれぞれのご家族にそれぞれのテーマがある。それを引き出すためには時間をかけてじっくりと話を聞くこと。そうすることで、お客さまも私も、意思疎通が取れ、信頼関係も構築できて、より良い葬儀のご提案ができる。

当然、1件の葬儀相談に時間はかかるけど、お客さまに納得のいくお別れを購入していただけることに繋がるのだと、すべてはお客様目線を意識していました。

当時のこの相談方法は間違っていると言う人もいて、居心地もどことなく悪くなり、その会社を去ることになりました。

片桐:その時、二人目の子供も生まれた時で、さーてどうしようかなって。
そこから、テレビ業界にも戻ろうとか考えたけど、結局は葬儀の仕事やりたいってなって...。心の底から葬儀の仕事をに好きになっていたんですよね。

でも、最初に勤めた葬儀社しか知らないわけで。他の会社も知らないし、葬儀業界の奥深いものも知らなかったので。それならと一般の葬儀社に就職をしてみたけど、やはりしっくりこなくて...。理由はお客様の心に耳を傾ける葬儀社ではなかったということ。葬儀という商品の本質はこれでいいのかなって。最短のところなんて2日で辞めたこともあります。

葬儀の仕事をしていたら「先生」になる夢が叶った!?

片桐:最終的にJA系の葬儀社に入社したんだけど、仕事をしていく中で、なかなか若い人が入ってこないし、育たないし、辞めていくし...っていうのを見てて...。これはどこの会社も実は同じ感じでした。

葬儀業界も人を育てる環境が大事だよね?っていうことを常々、多方面で話をしているうちに、ある人から「実は葬儀の学科がある専門学校(駿台トラベル&ホテル専門学校 )があるんだ。学生を育ててみない?」って言われて、話だけ聞きにいこうってなって....

そうしたら学校から「葬祭マネジメント学科の学科長で来てくれ」って言われたんです。「えっ、マジかよ~」でした(笑)

前田:それは、昔先生になりたかったっていう話と...

片桐:そう!そこです。遠い昔の夢が叶うのかって!!
でも、何の計画性もなく、先生になりたかったから願望だけで「俺が先生になって良いのか?」って思って引き受けるか否かを迷いました。でも、人材育成こそ、これからの業界に必要な思いが強く、業界のためにも専門学校での先生を引き受けました。

葬儀の仕事もフリーで続けることができたのも恵まれていたと思います。また、専門学校時代に知り合えた各専門家の方々との出会いも、葬儀を考える上で私の大きな分岐点となりました。

どんな葬儀担当者でありたい?

片桐:葬儀だけじゃなくて終わった後のことも、ご縁としてずっとお付き合いができる葬儀人でありたいです。葬儀の相談が半分、あとの半分はお墓とか相続とか。介護の相談なんかもされることがあります。

葬儀は人生の一部。また、家族にはその先の生活もある。トータルライフでの話をしないと「良い葬儀はできたけれど、お墓は建てるお金がない」とか「相続ってこんなに大変なの?」など、葬儀後に知ることは意外と多いです。

葬儀の後のことを苦に感じて欲しくはありません。だから、葬儀のときから葬儀後の話もしていく。「実は離婚してるんだけど」とか「籍が入っていない妻がいるんだけど」とか「これって相続どうなるの?」みたいな相談って結構あります。そうすると、葬儀の費用もそうだけど、そっちでもお金がかかってくるから、トータルで相談してもらえるようにするのが大事。あれこれと相談に乗りたくなっちゃうから、めんどくさいスタッフですよね(笑)

前田:それが片桐さんのこだわりなんですね。

はじめて担当した葬儀は?

片桐:今こうして葬儀をやらせてもらっているのも、はじめて担当させてもらったお客さんのおかげです。その人の名前も家も、もう20年くらい前だけど覚えています。

先輩が相談して受注したお客様で、私はまだ入社して3ヶ月くらいでした。

「家族葬で参列者も10人とか15人とか小さな葬儀だから、サブスタッフもつけるし、ら片桐くん担当してみな」って言われて...。でも、蓋をあけたら参列者が300人以上来ました。300人来た時の対応どうしたらいいかなんてわからないわけで、お返しも料理も家族用しかない。

前田:300人ですか!?
片桐:私はどうしたらいいかわからなくて、サブについてくれた先輩が色々対応してくれて。周りは汗をかいて必死に動いてくれて、でも俺はひとりで何もできずに冷や汗をかいて...

「担当なんだからこれから司会でしょ?そこに立ってればいいから」って言われて、ひと通りは滞りなく終わったのですが、周りがみんなやってくれたわけで、私はなんにもできていないもどかしさだけが残りました。

それで葬儀が終わった時には「すごくいい式だった」って言ってもらってご家族は帰路に付き。その後、ご自宅へのお骨飾りに伺ったら、奥さんが...

この話は、今でも思い出すと泣きそうになっちゃうんだけど「急に沢山の人が来てくれたのに、すべて対応してくれて、亡くなった主人も担当が片桐さんでよかったって言っているはずです」って言ってくれたんです。

「ちょっと待って。俺、何もしてないよ」と申し訳ない心中でありました。

それなのに、担当者が御礼を言われるんです。私は自分自身に納得もいかないし、悔しくて...。このお客様の言葉を励みに、真の葬儀担当者になりたいって素直に思いました。今でもご縁をいただくお客様のおかげで成長もできています。

前田:ご縁ですね、1件目でそんな言葉をくださるお客様と出会えて....

片桐:はい。今の私があるのはその人のおかげです。

前田:挨拶をもらえて単に喜ぶのではなく、悔しいと感じられる片桐さんだからこそ、向上心を持ってこの仕事に取り組んでこれたのですね...

またお話聞かせてください!今日はありがとうございました!!

担当者紹介 片桐さん #1_3

編集後記

普段、一緒に仕事をさせて頂いている中で葬儀屋さんになった理由やはじめて担当した葬儀のエピソードなどお話する機会がなかったので新鮮な時間でした。

私自身、片桐さんのような信念を持って取り組まれている素敵な方と一緒に葬儀をつくっていけること、大変嬉しく、ありがたいことだと改めて感じました。

「片桐さんのファンになった!」「自宅葬興味ある!」という方はこちらよりお気軽に資料請求・事前相談のご連絡お待ちしています!

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前田 陽汰
前田 陽汰
株式会社むじょう 代表
2000年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部オーラルヒストリーゼミ所属。葬送習俗の変化に関する研究を行う。研究内容が評価され2021年度SFC STUDENT AWARDを受賞。2020年5月に株式会社むじょうを設立し、距離と時間を越えて故人を偲ぶオンライン追悼サービス「葬想式」、亡き母へ贈る父の日のメッセージ展示イベント「死んだ母の日展、棺桶に入り自身の生を見つめ直す体験イベント「棺桶写真館」などの企画・運営を行っている。